Camedia C-2040Zoom編 | 目次へ戻る |
購入までの経過 | ![]() Photoギャラリー |
やっぱり欲しい! 01/03/08 |
今まで、Yahooオークションの出品物の写真は銀塩カメラで撮って、フィルムスキャナーにかけるという風景写真と変わらない方法でやっていたのだが、 これでは写真の質を高く保つことが出来ても、大量に早く出品をこなしたいと思っても、なかなか難しいものがあった。 また、明らかに失敗という写真も、気がついてから改めて撮り直すとなると、時間も労力もかかり、明らかにロスが多かった。 デジカメなら解消できるのだろうか?でも、どうせ買うのならいいものを買いたい…この辺のジレンマから抜け出せない…… そんなことを考えて眠りについた次の日の朝。 「とにかく、何でもいいからデジカメ買おう!」……という結論に達した。 2月28日のことである。 買うと決めてしまえば、資金繰りなどは深く考えない。カードで何とかなるなと、家電量販店に向っていた。 |
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店頭にて…… 01/03/09 |
飯山近郊で家電量販店といえば、PlugCityが一番近い。でも、確かデジカメ関連の品揃えは悪く、店員の知識のなさも記憶に残っていた。 私が物を購入する時は、あまり店員に相談したことはないから、店員の知識に頼る気はない。 問題は品揃え……あまり期待しないで覗いてみると、やはり、商品構成にデットポイントも多く比較のしようがない。(逆にいうと売れ筋のみ抑えてある)値段に目がいくことなく、その場を去った。 やはり小奇麗で商品も揃い、値段交渉も可能となるとLaOX。車をまっすぐ中野まで向わせた。 |
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再確認 01/03/12 300万画素あるととりあえず4つ切りまで延びることは以前カメラのキタムラにて確認済み。 しかし、パソコン上では200万画素でももてあますくらい。 メーカーによっては主流を400万画素クラスに持ってきているのは、単なる価格維持のためでしょうか? |
基本的に衝動で家を飛び出してきたわけだから、お目当ての機種があったわけではない。 いちよう抑えたいスペックだけは頭にあっただけ…… LaOXに陳列してある機種を見ながら、その辺を再確認してみた。 1)メカメカしいのはいやだ。 2)100〜200万画素がベスト。 3)ズームは必要だ。 そんなことを踏まえながら、一通り商品を眺めてみた。 |
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やはり銀塩派のカメラ選び 01/03/12 |
カメラであることを考えれば、カメラ選びの基本は同じだと思っていた。要するにレンズが命! しかし、Canon好きなので先ずはCanonを眺める。価格と性能のバランスを考えるとちょっと高め。しかし、ストロボをはじめ今もっている機材の使いまわしがきくことと、もともと積極的に短焦点レンズの開発に力をいれていたことを考えると、少々高くても買う価値は感じる。 CanonだったらPowerShotG1しかないなぁと思ったが、それにしてもちょっと高い。Canonは却下とした。 次はなぜか、Casio。じつはCanonのレンズを採用しているらしい。しかしQVの最上位機種は予算オーバー。これも却下となった。 Nikonにも気が行かなかったわけではないが、銀塩がCanonでデジカメがNikonでは節操がないので除外した。レンズは結構いいらしいのだが…… |
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O・F・Sがビックスリー? 00/11/07 |
かなり早い時期からデジカメに力を入れてきたというとやはりオリンパス・Fujiかな?カール・ツアイスの文字を入れることで急速に伸びてきたのがSony。 このあたりがやはりデジカメのビックスリーなのでしょうかねぇ? 各社それぞれ個性を残しながらもラインナップは充実してしてますよね。 でも、Sonyは銀塩カメラもレンズも作ってない電子機器メーカー。 Fujiはフィルムメーカーとしては有名だけど、昔は一眼レフだって作っていたカメラメーカー。現像機用や中判用にフジノンなんてレンズをちゃっかり作ってたりする。 オリンパスはOM1やコンパクトカメラのμシリーズで有名なカメラメーカー(主力は違うようだけど)って感じかなぁ? いずれにせよ銀塩を捨てて勝負に出ている印象が強いね。 まずSonyを眺める、洒落てはいるがSonyの家電品というイメージが強くてなんか違う感じ。 Fujiは販促用のビデオで紀香はしゃべり続けていたような気がした。製品を見ても、レンズがショボそうで、画素数と機能。デザインとイメージで売っているような感じ。 両社ともなんかカメラじゃないなぁという印象を受けた。 |
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オリンパスって結構 カメラ作りを心得てるのね。 01/03/17 |
オリンパスはというとコンパクトカメラ風のモデルは意外に安くデザインも銀塩のμシリーズと統一されていて違和感を感じさせない方向に振られている。 しかしこの系統はパソコンとの直接接続はシリアルケーブル。もはや時代遅れの気もするけど、スマートメディアをカードリーダーで読んでパソコンにデータを渡すことで本体にかかるコストを抑えてるようだ。 一眼レフ系は銀塩のLシリーズに似せているが、全体にゴツくていかにも!という風貌をしていた。 まぁ、銀塩からの転向組みのちょっと凝った人向けという意味では、イイセンを突いているとは思うが、デコボコが多すぎるカメラってなんかデザイン無視の間に合わせのようでかっこ悪いよね。 中堅のCシリーズはというと明るいズームレンズが売りのようで広角端開放でF1.8。USBによるデータ転送。操作性は銀塩っぽさを残しながら、結構小型。 ちょっと惹かれた。 じつはオークションで落札した50mmF1.4を使い始めてからというもの、明るいレンズの虜になっていた。 なんと言っても絞りの選択の幅が広く、手持ちの撮影範囲が広いということを考えると、レンズの明るさにかなうものはないなと実感していた。 それにしても、C-3040の方は7万円台。やはり300万画素は高いなぁ、といった感じ。C-2040の方は5万円台前半。ただ両機ともサービスでUSB接続キットがついてくるキャンペーン中だった。(付属してあたりまえだと思うけど) |
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まだ迷いは消えず もう一巡見て歩く。 00/03/17 |
じつは当初、3万円台というのを目安にしていたので、5万円台というのはちょっと高い。 気になるのでもうひとまわり全機種を眺めて見てまわった。確かにC-2040は200万画素ズーム系としては結構高い部類に入る。要するにレンズの明るさが価格を吊り上げているようなのだが…… 各社採用の記憶メディアを比較しても見たが、さすがに一社のみ採用のSonyのメモリースティックはかなり割高である。USB接続でデータを取り出すことを考えると、もはや、記憶メディアは入れっぱなしの単なるメモリーだ。扱いやすさなど何の意味もないと感じた。 その他いろいろなメーカーもあったのだが、基本的にレンズ作ってなさそうなメーカーは、最初から眼中になかった。 レンズを作れるメーカーがレンズを作れないメーカーに真剣になってレンズを提供するとは思えなかったからだ。 今考えるとデジカメの市場も草創期のころを考えると大分様変わりしていると思う。当初はビデオを作る家電メーカーの天下だったと思うのだが、最近ではOLYMPUSに加え、Nikon・Canonといったカメラメーカーが大分幅を利かせてきているように思うのは私だけでしょうか? 機械系は当然のことながら、電子系はもう大分こなれてきて、結局たどり着くのはレンズ。光学性能なんだろうなぁ、というのが私の結論なんですが…… この辺の話は「つぶやき編」でブツブツ書いてみました。ご覧ください。 |
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結局 Olympus Camedia C-2040 Zoom に決めました。 |
まぁ、記憶メディア等は後から大容量のものを買い足すことは出来るが、レンズの明るさだけは後から買い足すことは出来ない。(明るいレンズを暗くする方法はいくらでもある。) C-2040ズームをよく見ると、F1.8の明るいレンズに最長16秒のシャッター速と意外に銀塩くさいスペックを持っている。 ひょっとするとEosに代わってかなり撮影範囲が広がりそうだなぁ、と一気にヒートアップしてきた。 表に出ている数字は申し分ないのである。 デザイン的にはかなり中途半端なものを感じるが、デザインを優先させ、変に洗練された感じもなく、出来損ないのプロトタイプ臭い雰囲気もない。 また、何とか売り込もうとする仕掛けも盛り込まれていない。 機構と操作性の兼ね合いを取ったらこうなった。というところがじつに銀塩カメラくさいものを感じさせてくれた。 結局予算オーバーとなってしまったが、C-2040Zoomを52000円で購入した。 尚、付属のスマートメディアは8MBで頼りない。あわせてド〜ンと64MBのスマートメディアも購入した。 (この辺が銀塩派。撮れない怖さを良く心得てます) しめて、6万円台前半のお買い物となった。 |
試し撮り! | 先頭へ |
開梱 01/03/10 |
買い物を終え、車に乗り込むとさっそく箱を開けた。基本的な操作は店頭で試し済み。 箱を開け、袋から出し、早速スマートメディアと電池を入れ、電源を投入した。 液晶ディスプレイを見ながらカメラを振り回してみたが、広角端の画角が予想以上に狭いことに驚いた。 店の駐車場では、味気ないので少々車を走らせ、景色のよい、明るいところに行くことにした。 |
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最初の一枚 | ![]() |
最初に撮った一枚です。ヘンに輪郭強調されることなく、再現されてます。 コントラストと色見がちょっとフィルムとは違う感じです。でも、レタッチの元画像としては十分使える画像だなと感じました。 画像が小さくてよくわからないかもしれませんが、シャープネスも十分で、レンズの方も予想通り。 |
オートホワイト バランスと ホワイトバランスの指定 |
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上の写真はホワイトバランスを「オート」にして撮ったもの。 上の方が人間の目で見た感じに近い画像ですが、下の画像はホワイトバランスを、「日中」にすることで、デイライトフィルムでタングステン光の写真を撮った的表現を狙ったもの。 被写体にもよりますが、こんなことが簡単に出来ちゃうっていいね。 これもデジカメの魅力ですね。 |
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マクロ撮影 (レンズのボケ味 チェック) |
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とある店の店頭でサウンドボードをマクロ撮影したものです。 コネクター部分が前ボケになっていると思いますが、なかなかどうして柔らかなボケ味をしています。 若干の歪曲収差が出てますけど、許容範囲と考えてます。 デジカメのレンズはもともと焦点距離が短くその上くらいレンズが多いので、ボケを撮ることは難しいのですが、開放F1.8はさすがですね。 ズームレンズの割には前ボケが綺麗、というところにメーカーの誠意みたいなものを感じました。 |
周辺源光 | ![]() |
一般に写真用レンズは開放・無限遠という状態で使用すると、画面周辺部が暗くなる 「周辺源光」という症状が出ます。 左の写真は上が望遠端で、下が広角端、ともに無限遠で撮影したものですが、 周辺が暗くなる現象はほとんど見られません。 又、画面周辺部の描写があまくなるという現象も現れませんでした。 このレンズ、なかなか出来のよいレンズで満足してます。 おそらくC-3040も同一のレンズを使用していることでしょうから、こちらも期待できると思いますよ。 (あくまで予想ですけど……) |
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夜景に挑戦! その1 |
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得意分野というか、結構好きなジャンルなので、これが撮れないデジカメでは困ると思っていました。 結果はご覧のとおり。 地上の星屑がしっかり写っています。 このときの撮影データは、 F2.6 4秒 露出補正なし です。 デジカメだと撮影データが残るので便利ですね。びっくりです。 |
夜景に挑戦! その2 |
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撮影データは F1.8 16秒 ISO400です。 月明かりの下でここまで撮れるなんて大満足です。 ただしISO400の設定は、かなり粒子も荒れますけどね。 当然、三脚を使用しています。 |
プリントしたよ! |
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いつも通う写真屋さんにC-2040で撮った写真のデジカメプリントを依頼してみました。 サイズはLサイズとほぼ同等のLDというサイズです。 左の写真はプリントをフラットベットスキャナーで取り込んだものです。 色は多少へんで濃度が濃いのですが、シャープネスは同サイズの銀塩プリントと変わりありません。 スナップ撮りの写真でしたらデジカメ=>プリントでも十分対応できますね。 デジカメのイニシャルコストを無視するならば、ネガからのプリントよりも安く上がります。 レタッチ後の画像もOKですから、別の楽しみ方も出来るかもしれません。 |
後で知ったのですが、OlympusのCamedia C−2040Zoomは C−2000ZにはじまりC−2020経た同型の3世代目にあたるモデルなんだそうです。 友人がC−2000Zを持っていまして、見せてもらいながら話をしたのですが、操作性も改善され、レンズも明るくなり、3世代目にして完成の域に達してきたのだと感じました。 成長著しい業界にとって地道に改良を加えるところなどは、カメラメーカーらしいなと感じてしまいました。 |
C-2040 Photoギャラリー | 先頭へ |
作品と呼べるような写真を撮るレベルにはいたらなかったのですが、いくつか撮影した映像の中から5枚ほど掲載してみました。 | ||
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最終更新は