Hit!Hit!! つぶやき編
デジカメについて思うこと……
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 こんなことを書いてしまうと各社のデジカメの開発者や雑誌等の評論家筋に怒られそうなのですが、デジカメについて、個人的に感じることを独り言のように書いてみることにしました。

 つぶやき編の始りです。
目次

カメラからデジカメへ

デジカメよ何処へ行く

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初めて触ったデジカメ  私がはじめて触れたデジカメはCasioのQV10だっただろうか?確か35万画素のビデオ用のCCDを使用した簡素なものだったと記憶している。写るには写るけど「しょぼいなぁ」と感じた。当然買う気にはなれなかった。

 次に触れたのが、DV機SharpのVL−DX1というビデオムービーにおまけでデジカメ機能がついたものだった。
 これが結構な出来栄えで、ビデオから静止画を切り出したり、赤外線で静止画をノートパソコンに転送できたので、かなり面白がって使った。
 しかし所詮ビデオムービー。写真には程遠い画像だったのだが、マクロ域で撮影した時のボケが、あまりにも綺麗で、「銀塩ならもっと質が高いはず」と、銀塩カメラへ傾倒していくきっかけになった。以降ほとんどデジカメには触れなくなった。

 その後ふとしたことから、店頭展示処分のFujiのClipIt50を安価で手に入れた。広角系の単焦点レンズを搭載した35万画素機だ。
 しかし、あまりの電池の消耗の激しさにあきれ果て、購入後1週間ほどで放り出してしまった。
銀塩がやっぱり
写真の基本でしょう
 私が銀塩にどっぷり浸っている時。それでも着実にデジカメは進化していた。しかし、価格と性能の比を考えると、まだまだデジカメでは撮れる写真は知れているなと感じていた。
 一眼レフカメラ+フィルムスキャナーの方がはるかに質の高い画像を手に入れることが出来ると確信していた。以降デジカメには目もくれず、ひたすらEOSで撮りまくることになる。
 ある意味ではそれがよかったのかもしれない。写真撮影の基礎をあれこれ身に付けることが出来た。ミニラボでも突っ込んだ話ができ、画像処理の基本も覚えることが出来た。

 銀塩写真はとりつづけた。それでもデジタル化をあきらめたわけではない。最終仕上げがパソコン上である限り、あくまで、どこで画像をデジタル化するかの線引きを最後の方に残しておいたに過ぎない。出来るならフルデジタルでという思いはあったし、1眼レフのデジカメを購入するにしてもEOSなら裏切られることはないだろうという確信があった。
 そしてOlympusCamediaC-2040を購入。しかし所詮コンパクトカメラの延長ですね。一通り操作をこなすと飽きてしまい、EOS-D30を購入してしまいました。
 高いおもちゃだと、時々言われてますけどね。

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電子メーカー
  と
カメラメーカー
 家電量販店のデジカメコーナーを見ると、数年前まではほとんどが電子関連メーカの製品ばかりだった。その中でOlympusが孤軍奮闘という感じがんばっていたのが印象的だったが、最近ではNikon・Canonが大分目立つようになってきた。変わったところでは、Richoなんかも隅っこで奮闘している感じ。

 今やデジカメは電子関連メーカーとカメラメーカーががっぷりよつで競っているという印象が強いですよね。

 生き残るのはどのメーカーなんでしょうかねぇ?
 やはり最後は資本力でしょうかねぇ?

 私が考えるとろこでは、Fuji・Sony・Olympus……この辺が3強でNikon・Canonが追い上げ組みRicho・Casio・TOSHIBAは負け組みに見えるのですが……

 まぁ、希望的観測もありますが、最後はカメラメーカーがカメラ市場でのノウハウと、生真面目な製品作りで生き残るだろうと思っているのですが、そんなところをちょっと書いてみました。
生き残るのは
カメラメーカー?
 さて最近、市場に投入されるデジカメはまだまだ400万画素500万画素と、高画素を競う方向に物作りを進めていくようですけど、惑わされたくないなぁと思っています。

 写真プリントを最終目的とするならば実用ラインは300万画素で十分ですし、普通のサイズでプリントするのであれば、200万画素もあれば十分なのです。事実ほとんどのスナップ写真は、Lサイズ(100*85)でプリントしてお終いということが多いと思います。
 パソコンで見れればいいのであれば、もう一回り小さく130万画素クラスでもSVGAフルの画像が出来ますから十分実用になると思います。

 ほら、高画素なんて必要ないでしょ。400万画素・500万画素のデジカメって誰のために作ってるんでしょうかねぇ?


 本来、より良い画質を求めるのであればCCDのサイズを大きくする方向にきそうのがあるべき姿なのですが、メーカーは手っ取り早く画素数をきそう方向に流れてます。

 なぜでしょう?
 なぜかというとCCDを大きくすると、同じ画角を得るために焦点距離を変えなければならず、その度にレンズの設計をイチからやり直すことになります。
 また、CCDのフォーマットが大きくなるということは、焦点距離も必然的に長くなり、レンズの明るさを維持しようとすると、レンズ口径が大きくなり長くなり、重くなります。ようするに莫大なコストがかかるわけです。
 この場合レンズ設計・製造はほとんどレンズメーカに委託することになりますから、レンズのコストを下げるためには焦点距離を短く保ち、以前のものをそのまま流用する必要が出てきます。

  電子メーカーは本業のCCDもしくは電子関連・ファームウェアで勝負に出ればいいわけで、結局CCDのサイズは返られない……ただし、電子製品のサガとでもいいましょうか、同じ物を作りつづける限り値が下がるというのはCCDにもいえます。
 そうなるとカメラメーカーは労せずして安価なCCDを手に入れることが出来るわけで、自前のレンズ設計部門を駆使してよりよいレンズ作りに専念できるのです。 結果、レンズを作れるメーカーだけが生き残れるということになるというのが私の考えです。

 私の購入したOlympusC-2040などはいい例でファームウェアのブラッシュアップとともにレンズ口径を大きくすることで画質向上を果たしています。また、Canonなんかはついこのあいだまで、一世代古いCCDばかり使って廉価もののデジカメばかり作ってました。世界最大手のレンズ供給メーカーとしてはデジカメの世界でもレンズを抑えてるに等しい状況でしょうから、慌てる必要もなかったんでしょうねぇ…… 
生き残るのは
カメラメーカー?(2)
 さて、電子メーカーの非難をするわけではありませんが、電子関連メーカーのもの作りはあまりにも貧相がないというか、個人的には裏切られつづけてきたようなきがしてなりません。新製品を出すたびに性能向上・値下げをうたい文句にしてはいますけど、コストダウンの結果、品質が向上したというよりも、逆に作りが悪くなったものを時々見かけます。
 「初期型のほうが信頼性が高かった」
 「当初の方が丈夫に出来ていた」……なんてものを手にした経験はありませんか?流行りものを手っ取り早く作って、さっさと利益を得て去っていこうとする業者があまりにも多すぎるなぁ…と、私は嘆かわしさすら感じるのです。
 デジカメを見ても、ただただ画素数だけを追及し、宣伝し、肝心の写りはというと今ひとつ。中にはあまりにもお粗末なレンズが基本性能を下げている。という機種もたくさんあります。
 売ってしまえばこっちのもの、雑誌等で大々的に宣伝してイメージ先行。これでは、結局ユーザーを裏切ってるのと何ら変わらないですよね。つまるところユーザーからは愛着を持ってもらえず、ころころと買い換える……(この辺が狙いなのかもしれませんが……)惑わされたくないですよねぇ。

 過去のカメラ業界の事例を見てもレンズを作れないメーカーは結局カメラ業界から去る結果に終わっていることを考えると、やはりデジカメも最後はレンズを作れるメーカーだけが生き残るんじゃないでしょうかねぇ……
ラボ屋さんの将来は?  もう少し考えがまとまってから書きますけど、難しいですよねぇこの業界の将来は……

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