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Chapter.2 基本編

基本編光を用いた撮影(立ち姿を撮影)

昼間撮影は贅沢?

 真昼の撮影なんて日曜でもないと無理・・・太陽を利用して撮影するというのは贅沢な撮影ということになるかもしれませんが、基本として触れておきます。

カメラのセット・モデルのセットは「基本撮影」でお話したとおりです。ただし撮影場所は窓越しの光がモデルの斜め前くらいからあたる場所で、カメラで影が出来ない場所を選んでください。

その窓とは反対側に白レフもしくは銀レフをセットします。レフ板の位置合わせは、発生する反射光を見て決めます。非常に弱いので効果がわかりにくいかもしれません。

白レフに比べ銀レフのほうが反射力は強いものですから反射の感覚はつかみ安かもしれませんが、立体感を損ねる場合があります。

影をやわらげることと照らすことではまったく意味が異なりますから、あくまで影消しを基本にしてください。照らすとうことは光源が2点になったということで、再び別のところに影が発生したりします。数回試してみながら撮影を繰り返すとコツがつかめると思います。

影の出かたの状況については、モデルの足元にどんな影が出ているかを見れば分かりますが、これも経験です。露出を変え、数回撮影してパソコンでプレビューすればすぐに感覚がつかめるはずです。

さて、参考写真を撮影してみました。自然光は写真の右から入ってきています。右(ガンダムの左)を少し前に出した立ち姿ですから、正面が影の状態です。これに対しレフ板をモデルの左から当てています。

レフなし

白レフ

銀レフ

3枚の写真を見比べてください。単純に左が暗くて右が明るいだけ。という解釈しか出来ないようでは、光と影に無頓着、さっぱり理解できていないということです。(写真が小さくとわかりづらいのは確かですが・・・)

足元の影の出かたの違いが分かるでしょうか。左には影がありますが、右にはほとんどありません。

ガンダムの顔の部分に注意してみると、コントラストが和らいでいること、白飛びが抑えられていることが理解できると思いますが・・・ 用意したライトを使う  さて上記の撮影環境をそのままに夜を待って、太陽光の代わりに用意した光源に切り替えれば単純に再現できますからハイおしまい。といいたいところですが、自然光はこちらの都合のいい様にはあたってくれるわけではありませんが、人口光なら自由にしかも恒久的に同じ光を与え続けることが出来ます。

ここはひとつ、自由になる太陽を得たつもりで、ライティングというものを楽しんで見ましょう。

私が用意したのはこのスタンド。古いものですがこれで充分。

ライティングの方向

 光には被写体にあたる向きにより順光(正面からの光)斜光(横上からの光)逆光(後ろからの光)に大別されます。真上からの光はトップ光。斜光の高さをどんどん下げていき真横から照らされる状況をサイド光。斜光と逆光の昼間を半逆光と細かく区別する場合もありますが、スタンドをもって、お立ち台に立たせたガンダムの周りを一周させてみると状況がつかめると思います。

一般に順光は影が目立たず、立体感を損ないます。斜光はメリハリが強く立体的な表現に向きます。逆光はエッジが強調され、高く印象的な表現ということになりますが、ガンダム撮影では順光もしくわ斜光をもとにレフ板で補正して、立体感を残しつつコントラストを抑えることを基準にしたほうがいいでしょう。

その他の光線の利用はシチュエーションに合わせて選ぶ・・・とうことになると思います。

以下はライティングの方向を変えた作例です。それぞれ適正な露出となるよう補正を加えています。

順光上側より

露出補正±0

斜光(サイド光)

露出補正+0.3

逆光上側より

露出補正+0.6

順光下側より

露出補正±0

トップ光

露出補正+.6

逆光下側より

露出補正+1.2 ライティングの方向と

レフ板による補助

レフ板の効果については「昼間の撮影・・・」のコーナーで触れたとおり影をやわらげるのが目的ですから、光線とは逆の方向に用意することが基本となります。

レフ板の効果が出ているかどうかは、モデルの後ろ側に回りこんで、銀レフ全面が光を受けて輝いていればOKです。

上記の作例写真をもとに、銀レフによる補助(反射光)について紹介しますと・・・

順光の場合、上側から投光した場合は下手前からが基本となります。

順光上側より

レフ板なし

順光上側より

銀レフ下側より 銀レフの補正効果により光のバランスが良くなったこと、影の印象が変わったことがお分かりいただけたでしょうか?

続いて、斜光(サイド光)とレフ板の関係ですが、右から光をあてた場合は左側に銀レフ、というように、逆側に立てることで影を緩和します。

斜光(サイド光)右側より

レフ板なし

斜光(サイド光)右側より

銀レフ左側より 立体感を残しつつ、影が緩和されたことがお分かりいただけるかと思います。

順光・斜光どちらが良いかは、好みの問題もありますが、強い影を出さないことが、モデル全体のディティールを分かりやすくすることは確かです。

基本の基本反対側にレフ板をお忘れなく 基本編の結び :

さて、基本編では製作したガンプラの全体像を把握するための状況説明的な写真の撮り方に主眼を置いて説明してきました。いわばプラモデルをプラモデルとして撮影する手法です。上級者には物足りなかったかもしれません。

さて、基本を抑えた上で、さらに表現としての写真撮影に移行していきたいと思います。

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それでは次のページ 飛べ!ガンダム(空中浮遊撮影考) に進みましょう!

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