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Chapter.3 応用編

光と影の芸術その2(黒立ち上げ法)

黒つぶれを強行

背景の黒を作るヒントは「光と影の芸術」のラチチュードのコーナーで触れましたが、実際にその効果を応用して、漆黒の宇宙空間を撮影して見ましよう。黒の背景シートを用意すると思われるかもしれませんが、そんな必要はありません。光が届かなければそれで良いのです。よって、背景まで距離を長めに確保します。おおむね1〜2mほど離れていれば充分です。よって、前回までの壁に向かって撮影していたのとは逆に、壁側にカメラ、室内側にモデルという状況になります。

飛べ!ガンダム再考

前回までのやり方では、やはり吊るすための糸(釣り糸)が目立ってしまいます。目立たなくするためには出来るだけ画面の周辺部、そして画面内の暗い部分に持っていくということになります。今回は頭部に光を当てて、足のほうは暗めに・・・と考えていますので、掟破りではありますが、足を吊るした逆さずりを採用してみます。

 

この場合、吊るした後のポーズ調整は非常に困難になります。また、落下の危険も伴いますから、まさかの落下に備えてクッションを用意しておいたほうがいいでしょう。

 

左のような感じになります。ガンダムが拷問にあってるようです。さて、一点で吊るしてしまったことから天地が逆さになっただけでなく、斜めになっています。カメラを逆さにする必要はありませんが、カメラを傾けて構図調整する必要がありそうです。白枠の範囲をすることにしました。

ライティングについて

暗闇の表現となると、ライティングにも配慮が必要です。今回は逆さ撮りですから、下側から照らすと上からの照射ということになります。レフ板は逆に上からということになります。また光の回り込み、特に背景へ回ることを抑えるために蛍光灯をアルミホイルで覆い、一部に穴を開けることで抑制することにしました。ライティングの状態を確認して、これで準備は終了です。

 

部屋の明かりを消して撮影に入りますが、露出補正はマイナス方向に補正する必要があります。これで黒をつぶすことが出来ます。

 

どうしても露出補正がうまくいかない場合はカメラをだます作業が必要です。セルフタイマー使用状態に切り替え、蛍光灯をモデル全体が照らされる位置に移動、シャッターボタンを押してセルフタイマー作動中に蛍光灯を定位置に戻します。ほとんどの機種はシャッターボタンが押された段階でAFとAE(露出)を決定しますから、この方法でうまくいくはずです。

 

当然逆さに写っていますから、レタッチソフト等で一回転させます。

・・・ということで出来上がったのが下の写真。「アムロいきまーす!!」そんな声が聞こえそうです。

完成です。

CG素材と考えても手入れが簡単でイメージの沸きそうな感じがします。

黒いバックにモデルを立ち上げる撮影法・・・

ご理解いただけたでしょうか?

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