Chapter.3 応用編

カメラ付きケ−タイの活用法

最近は誰もが持ってる・・・かも

画像はワタシのSO505iです。

デジカメの小型化・軽量化も進み、ついにはケータイの付属機能となって久しく、今や誰もが持ってるデジカメといっても過言ではありません。

特に増設メモリー付きタイプはパソコンとの親和性も高く非常に便利ですよねぇ。撮影にこだわる当ページとしても、ガンダム撮影のためのカメラ付きケータイ活用豆知識をまとめてみることにしました。

※私のケータイ、SO505iの使用感を中心にまとめてあります。各機種による性能差もありますから、その辺はご配慮ください。

まずは長所短所、利点と問題点など

カメラ付きケータイのデジカメ部分の特徴を大まかに見てみますと・・・

○手軽で手ごろ

撮像素子数はというと、10万画素くらいから160万画素くらいでしょうか?(2003年9月現在)ただし、ディスプレーは大型化する傾向にありますから、プレビュー画像はデジカメより見やすいという逆転現象も存在します。カメラが悪く、モニターが良いわけですから撮影時と出来上がった画像のギャップが少ないことになります。サイト掲載用の撮影として実用になるのは30万画素以上。最低でもVGA(640*480)サイズ以上の撮影ができないと苦しいと思います。

○ 広角よりの単焦点レンズ

レンズはほとんどが単焦点、広角より(35mmフィルム換算で40mm前後)でF値(レンズの明るさ)は若干暗めのものになっています。コストがかけられないのですから当たり前といえば当たり前ですが、デジカメ単品として5000円前後で売られているものと同等(またはそれ以下)と思っていただけば間違いないと思います。

○ ピント調整機能はありません。

レンズは焦点距離が短ければ短いほど、暗ければ暗いほど被写界深度が深い(ピントの合って見える前後範囲が広い)という特徴を持っています。カメラ付きケータイではこのレンズの特長を生かして、焦点距離をできるだけ短く、可能な限りレンズを暗く(できるだけ明るいほうがCCDのためにはよいのだが)して、どこにでもピントの合っているパンフォーカスカメラという構造になっています。よってレンズを動かしてピントを調整する機能はついていません。(2003/09現在)

○ 暗部再現性が悪い 上記の理由からCCD(撮像素子)面積はおのずと小さくなってしまい、1素子単位の性能が低下することになります。また、レンズ口径の縮小により、入射光量も少ないわけですから、ますます期待できない状況です。

・・・といことで、いろいろ制約も多いのであまり無理はできないことを承知しておく必要があると思います。本格的なデジカメとは別に簡単に手早く撮影できるサブ機と位置づけるのが妥当でしょう。

それにしてもオリジナル待受画面が作れちゃうのはいいですよねぇ。

ワタシはこんなの撮影しました。子供たちのエジキになりそうです。

撮影の基本はやっぱり変わらない

 

「準備編」の「自分のカメラをよく知ろう!」からもう一度おさらいしてみましよう!

1)最短撮影距離(近づいてもピントがあってる距離)はどれくらいでしょうか?

ピント調整機能がないのですから、どこまで近づけるのか、確認しておく必要があります。今回はカッターマットを使いました。方眼になっているので便利です。

拡大してみた所、おおよそ30cmが私のケータイの近接限界のようでした。 この位置にUCジムを立たせて撮影すると・・・

非常に小さいです。

そこでサイズ選択をVGA(640*480)にしてデジタルズームを2倍!

これは撮ったそのままの画像です。

画質に関しても「まったく不満はない」とは言い切れませんが、

ギリギリ合格ラインとしておきましょう。

なお、パンフォーカス(無限遠)ですから背景がボケるということはありません。

背景は無地単色としたほうが主被写体(モデル)が引き立つことは間違いないでしょう。

2)どのくらいの明るさなら撮れるでしょうか?

左のサンプルは屋外曇り、日中屋内カーテン越しと昼間としてはちょっと暗い条件下ですが、ご覧のとおり画像が荒れてきます。サイズを縮小しても目立ちます。やはり、明るい条件下での撮影が必要なようです。

ちなみに夜間でも私の塗装ブースの照明下では右の写真のように、まずまずの撮影ができました。(レフ板は使用していません)

3)カメラ固定の方法は万全でしょうか?

私のケータイ(SO505i)の場合セルフタイマーがついてますから、これを活用すれば、シャッター速度が低下しても手ブレから開放されることになります。ただし、カメラ付きケータイはカメラではないので、当然、三脚固定用のねじ穴がありません。より良い撮影のためにはカメラ(ケータイ)をうまく固定する方法を考えなければなりません。

ご覧のように適当な台になるものを用意して撮影するのが一般的だと思います。

発泡スチロールを切り出して、ケータイを咥えて止める仕掛けを作ってみました。割と手軽な工作で作ることができますから、作ってみると便利かもしれません。条件によっては驚くほど画質が向上します。原因は手ぶれなのです。

カメラ性能を考えると、周辺機材に資金投入をしすぎないほうがいいかもしれません。「手軽に楽しく撮る」を心がけたほうがよさそうです。

さて余談ですが、ためし撮りでカッターマットを撮影した際、真正面からも撮影しておきました。

ご覧になっていかがでしょう?

画像が糸巻き上になっているのが確認できるかと思います。

これ、カッターマットが歪んでいるせいではなく、レンズの歪み、歪曲収差です。

単純には撮影用レンズを構成するレンズの枚数が少ないなど、チープなレンズにより起きる現象なのですが・・・ようするにコストダウンのしわ寄せです。

それと画像周辺部も若干暗く感じませんか?周辺減光といって、これも安さの象徴です。 もっとも、ケータイのおまけ機能に過度の期待をするほうが間違っているのかもしれませんが・・・ そしてもう一つ・・・

”単焦点レンズのメリット”

単焦点レンズとはレンズの焦点距離を換えられない、ズーム機能のないレンズのことですが、ケータイではコスト、スペース、耐久性、バッテリー負荷などいろいろな面から光学式ズームが(レンズ繰り出し式のマクロも)見送られているのが現状です。(FOMAにはあったかなぁ・・・?)そのかわり、デジタルズームがおまけでついています。

さてこの焦点距離固定のレンズに一体どんなメリットが隠されてると思いますか?答えはスキルアップです。ズームが使えず、ピントも固定ですから絵作りのポイントはアングルとポーズワークの二点に絞られてしまいます。

この悪条件を克服して撮影し続けることで、写真撮影の基本的な技量が高まることは間違いないと思います。

変り種!虫眼鏡マクロ!!

 

レンズの前に虫眼鏡(凸レンズ)をおけば最短撮影距離の短縮による拡大撮影だって可能です。

私の手元に有ったのは、卓上拡大鏡と写真レンズ用のクローズアップレンズ+2です。

この卓上拡大鏡を使って撮影してみます。

まずは拡大鏡なしの画像・・・

レンズ先端からガンダムシールドまでの距離は約15cmです。

最短撮影距離は実測約30cmですから当然ボケてしまってます。

背景にピントがあっているのが何よりの証拠です。

そこでデジカメのレンズに拡大鏡のレンズを通して覗かせてみます。

人間がメガネをかけるのと同じ要領です。

デジカメのレンズに近ければ近いほどゆがみは少ないはずです。

見事にピントが合ってます。

どの範囲にピントが合うかは用意したレンズの焦点距離により異なりますから

レンズごとに試してみる必要があります。ご注意ください。

そうそう、老眼鏡も実は凸レンズです。

おじいちゃん・おばあちゃんから借りて試してみるのも面白そうです。

ちなみにデジカメ用の望遠・広角アダプタ(ワイコンとかテレコン)なんてのも使用可能です。

私の手元にあるワイドコンバーターはRAYNOXの0.66Xですが、

デジカメ直接撮影だとこんな感じです・・・が

ワイドコンバーターをレンズの前に置くと・・・

ご覧のように外側へ撮影範囲が広がります。ただし、最短撮影距離は遠くなってしまうようです。

わざわざ買ってしまうようではコスト高。手持ちにあるようでしたら試して見ると面白いかもしれませんね

SO505iサンプル写真

   

・・・ということで、

 

さて、結びです。

結論からいうと、作品レベルの撮影は難しいが、製作過程の更新記録には非常に手ごろだなと感じました。

個々の機種により、性能差もあると思いますが、私の使用感を中心にまとめてみます。

1)特にマクロ機能が用意されているわけではないので、近距離撮影には注意が必要である、HGUC全体像が近接限界でした。

2)暗部再現性に弱いので暗い状況下ではノイズに埋もれやすい、日中屋外などの条件下では非常によい表現をするのですが、屋内では照度確保が問題となりました。

3)割り切って使えば手軽なサブ機として何かと重宝しそうです。

・・・ということで、手軽なデジカメとしてカメラ付きケータイを活用しようではありませんか!!

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それでは次のページ こんなもので水表現(展示室の舞台裏を公開) に進みましょう!

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