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Chapter.4応用編 II

静止画の動的表現

展示室の舞台裏を公開

公開した写真 印象的なワンシーンをいかに印象に近づけるのか?それは一つのテーマだったりしますが、今回のこの写真はシャア再登場を表現するワンシーンでした。装甲を貫く音が頭の中にいつまでも響いているような・・・動きのある写真です。

そこで今回は、この撮影のヒントというか、タネあかしを・・・

写真家の挑戦と発見! 根本的に写真は静止画です。それ以外の何物でもありません。・・・が、しかしそれは人間の目では決して見ることのできない世界です。そんな静止画に動いている表現を与えてみたい・・・写真家と呼ばれる人たちは表現の一手段として動的表現に挑戦してきました。(らしいです)

発見はおそらく偶然だったと思います。集合写真を撮るときに「動かないでくださいね〜」なんて声をかけられたり、声をかけてからハイパチリ。が撮影のスタイルだと思います。ブレないように撮るとこ以外考えたこともなかったことでしょう。

けれども、サッカーや野球などのスポーツ写真となると、「動かないでくれ!」なんていうのは無理な相談だし、第一あの躍動感は決して伝わらないことになります。それでもカメラマンはできるだけ静止する瞬間や、静止するような高速のシャッタースピードで撮影したことでしょう。

しかしアシスタントが、または本人が、カメラの設定を間違えてシャッタースピードが遅いまま撮影してしまったとします。当然被写体ブレをおこします。そんな中に一部にピントがあった、雰囲気たっぷり写真を見つけたかもしれません。「報道写真としては失敗だけど、ドキュメンタリーとしてなら使える!」なんて思ったんでしょうねぇ。(たぶん・・・)

これは現像するまでわからないフィルム撮影の妙といわざるを得ませんよねぇ。デジカメだったらすぐに削除して再設定してしまいますから。

・・・ということで偶然の産物か、意図的表現かはわかりませんが、スローシャッターで時間を一枚の絵の中に凝縮するというのは非常に有効な手段のようです。 実際には・・・

 

普通に撮影するとこんな感じです。

インパクトに乏しい、ただ二体を並べただけの写真にしか思えません。

カッコイイと思えるのは作者の思い入れがあるからだけかもしれません。

おそらく、ほとんどの人はCGで動線を描くという方向に走ってしまうでしょうねぇ。

「撮影で見せる」と、うたってしまった以上、そうもいかないので、いつかのあれ(ゲルググで試しました)の実行です。

三脚にカメラを固定。三脚の回転軸だけをフリーにしておきます。シャッターを切った後にカメラを横に回転させます。

はい、ブレ写真の出来上がりです。

ツメを指して止まる。

そんなイメージが表現できたような気がします。

でもなんか、もう一つです。

 

そこで今度は、カクカクカクッと動かしては止め、動かしては止めを繰り返しますと、こんな感じの出来上がり。

残像っぽい感じがまたいいですようねぇ

でも、もう一つひねりが足りないような・・・

 

そこで素直に雲台の首振りを使ってひねりを加えてみると、

ズバッとツメを指す動き、よろめき倒れる感じが出てきました。

ちなみに最終決定として選んだ写真は、途中に残像を一つ残してさらにひねるという・・・なにやらムーンサルトのような合わせ技になってしまいました。 もう一つの動的表現 転びそうとかいうのは重心のアンバランスな状態ですが、これはポーズによる動的表現といえます。今回のジムですが単独では立つことができないポーズです。ちなみにズゴッグも単独では前に転んでしまいます。

そこで、見えない部分でお互いをテープ止め。

これでお互い転ばずにすんでいます。

ちなみにズゴッグのツメはジムの後ろ側・・・ありがちですが、時代劇なんかに出てくる刀貫通のあれですね。

違った角度から見るとこんな感じです。

しかしポーズワークがいいとどの角度から見てもかっこいいんですよねぇ・・・

ツメ貫通ではなくビームサーベルによる切りつけだったら、いろいろな角度から撮影できたかも知れませんねぇ・・・

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それでは次のページ 撮影後の処理 「色味の補正について考える」 に進みましょう!

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