私とEFレンズ(アナログ編)

 

D30購入以前、銀塩EOS使用時に書いたレンズ使用記を中心に再構成してあります。すでに手放してしまったレンズや生産中止になったレンズなどもあるので、私的にも貴重な内容もあったりします。

あくまで主観ですし、無知な部分もありますが、大目に見てください。

リンクボタンに関しては一部リンクしていない部分もありますが、ご容赦ください。


タムロン Wズームセット

AF 70-300mm F/4-5.6 LD MACRO

デザインも若干変更された現行品です

標準ズームは28-80mmF3.5-5.65、望遠ズームは70-300mmF4.0-5.6でした。てっきり純正のレンズがついてくるものと思ってたんですが無知とは恐ろしいですね。

気になる描写のほうですが、普通に使う分には決して問題はないのですが、作品作りとなると絞り込まないと絵にならないといったところでしょうか。

開放での周辺減光は多めで、平面的な描写をするレンズです。AF動作時はかなり大きなモーター音がします。(やっぱ超音波モータじゃないとねぇ。)

このレンズの行方ですが、標準ズームは友人にプレゼント、望遠ズームは新聞紙に巻いて物置の奥にしまってあります。

しかし、レンズメーカー製のレンズに対していまだ懐疑心を持ってないのは、最初にこのレンズを使ったせいかもしれません。

これ以降、SIGMAとか平気で買っています。


Canon

EF24-85mm F3.5-4.5USM

(シルバーモデル)

このレンズの詳細

55がシルバーボディーだったこともあり、たまたまシルバーの中古を発見!その頃標準域をカバーしていたレンズはタムロンの28-80でしたので、思わず購入してしまいました。

レンズ内のゴミが気になって一度オーバーホール(分解清掃)に出しましたが、心地よい一本でした。以降28-135mmISを購入まで、スナップ撮り等愛用しました。

24mmから始まる標準レンズはなかなかアクの強いところがありますが、面白いレンズです。

Nikon には 24-120mm という24mmから始まる高倍率ズームがありますけど、Canonにもこんなレンズ出して欲しいよなぁ……

描写のほうですが、色がちょっと偏ってたような気がします。

シャープネスももうひとつ、フードはほとんど効果なし…APS用の結構わりきったレンズのようでした。


コンパクトマクロ

このレンズの詳細

しかし雑誌等で取り上げてるとおり、ボケが汚くて(特に2線ボケ)手放しました。

AFで音のするレンズはやっぱり安っぽくていやです。このレンズ、結局4ヶ月くらいしか使わなかったと思います。

あまり多くを語りたくないレンズです。


EF35-350mm F3.5-5.6L USM

このレンズの詳細

ところがLを名乗る割にはもうひとつ描写が甘いといいましょうか、融通が利かないといいましょうか……最もこのレンズは高倍率が売りで、高倍率がゆえに高価になり、Lを付けざるを得なくなった……というのが私の使ってみての印象です。

しかしこのレンズを使って 超音波モーター の静かさ速さに驚いたのも事実です。静かというよりも無音でピントが合うのはショックでした。

描写のほうはまずまずでしたが、重いことといったらさすがに15群21枚のことはあるレンズでした。(1.3Kg 55のマウントがちぎれそうだった)

2年ほど愛用しました。

ひところは、EF20-35mmとこのレンズですべての撮影をカバーしていました。特に夕日の撮影など時間の制約が多く、フレア・ゴーストに悩まされそうなときなどは重宝しました。(さすがに、この辺は誉高きLです。)

ただしこのレンズ、「他のは要らないからこれ一本で!」と思い切るには重さが気になり、レンズ本数がそろったところで手放してしまいました。 あると便利だけど、あまりお奨めできない1本です。


EF20-35mm F3.5-4.5 USM

このレンズの詳細

中古の17-35mmF2.8L購入まで結構長く使った一本です。

4隅の描写が甘いのですが、それもF8以上絞れば気にならず、三脚に据えて撮る限り問題のない一本でした。

上級レンズに乗り換えた際、手放しました。広角の醍醐味を教えてくれたレンズでした。

Lが高価なことを考えると、購入しても決して損のない1本です。

でも、そろそろ広角側を伸ばしてIS搭載の後継機が出そうな気がします。(希望的観測ですが……)


 

ここから登場するレンズはD30移行後も使用したレンズです。ですから「 私とD30とEFレンズ 」とダブる部分もあるのですが、内容が微妙に違うので、掲載を続けることにしました。

 D60移行後の現在でも使っているレンズが何本か存在します。そんなレンズは愛着の湧いたレンズ、使い勝手の良いレンズ。ということになるのでしょうかねぇ。



SIGMA   APO 70-200mmF2.8 EX HSM このレンズの詳細

購入時は写りももうひとつで、「SIGMAってこんな程度かなぁ」と、たいして愛着があったわけではなかったのですが、ふとしたことで落下!ピントリングは渋くなる、プロテクトフィルターは割れる…と悲惨な状況になり、泣く泣く修理に出しました。

ところが、帰ってきたレンズを試し撮りしてびっくり。シャープネスが格段に上がり、AF合焦精度も向上、ピントリングは以前より扱いやすくなってました。

「はは〜んレンズって調整次第で癖が変わるんだ」と以来、可愛くなってしまい、チョーお気に入りの一本になってしまいました。

ただし、逆光のフレア・ゴーストだけはSIGMAだなぁと悲しいのですが。


Canon EF28-135mmF3.5-5.6 IS USM

このレンズの詳細

このレンズの詳細(2)

Canon 自慢の手ぶれ補正 (IS)レンズです。

手持ちでブレないがこのレンズの売り文句ですけど、「レンズが中で動く」分、イメージサークルが一回り大きく画質が良いのがISレンズの隠れた特長だと思っています。

だから三脚に据え、ISを切っても信頼できる一本です。

使ってみると確かに手持ち撮影での信頼度があがり、少々の悪条件でも三脚なしに撮影が出来ます。

いったん三脚を離れるとアングルは自由になり構図の自由度は格段に広がります。特に被写体に対して上下左右に回り込むなどは、三脚に据えたカメラでは大変な作業になりますが、ISレンズなら絞り込んでもまだまだ手持ちでOK。

このレンズを使うようになってから写真の質(特に構図)がよくなったと評されるようになりました。

手放せなくなってしまった一本です。新品購入でした。 愛用レンズ(3)


SIGMA MACRO 105mmF2.8 EX

このレンズの詳細

 AFは遅くモーターの音がウルサイのとEFマウント用はAF <->MFの往復が不便なので、ほとんどマニュアルで撮影してるレンズです。ピントリングのフィーリングは軽めですが快適です。

 描写は決して悪くなく、シャープでボケもきれいです。花の撮影やアップのブツ撮りなどじっくり撮るには申し分のない一本です。

SIGMAのEXシリーズはデザイン面も自己主張があり、レンズメーカー製と卑下されるような寂しさはありません。ピントリングにまわされた金冠が何よりもメーカーの自信を感じさせてくれます。

でも最近、 Canon100mmF2.8マクロUSM にだいぶ心が惹かれていますけど…

02/10/13追記 : このレンズはEF100mmF2.8マクロUSMを購入と同時に手放しました。

 


EF17-35mmF2.8L USM

このレンズの詳細

最近(00年10月末)中古で購入した一本です。

以前は 20-35mmF3.5-4.5 を使っていたのですが、ふとしたことから広角ノーファインダーが面白くなってしまい。たまたま行った カメラのキタムラ にあったこのレンズが欲しくなってしまったのが購入のきっかけです。

試しに一本フィルムをまわしてみると、コントラストは高い、像流れはない、カラーバランスは良い、広角なのにボケるじゃ〜ん……と、さすがはL!ただ高いだけじゃないんだなとびっくりした一本です。

Canonのレンズ。買うならLかISです。

他はレンズメーカー製でも大差ないと思います。

Lレンズについて


SIGMA MIRROR600mmF8

このレンズの詳細

ところがこのレンズ。ミラーレンズ(レフレックスレンズ)といいまして、反射望遠鏡の理屈を生かしたちょっと変り種のレンズです。

Canonの EFマウント で使える現行品のミラーレンズというと、もはやこのレンズしかない状態で、ミラーレンズが欲しいとなると有無を言わず買うしかないという状況です。( ミノルタ には純正で AFのレフレックスレンズ があるんだよなぁ)

さてこのレンズですが、 マウント のレンズ側には電気接点がひとつもありません。だから AF 作動はせず MF のみ。ただし、ピントリングのタッチはちょっと重め、微妙なピント合わせにはちょうど良い感じです。

測光のほうは評価測光は作動しないので、中央重点測光、部分測光もしくは、 スポット測光 で使用する状況です。

ということで、このレンズをつけたときに限り、EOS−3が昔のマニュアルカメラになってしまいます。

描写のほうはカリッとしてちょっと平面的。う〜ん、SIGMAの味だなぁと言った感じです。 なかなかアクの強いレンズですが、Canonでリングボケ(○型のボケ)を楽しめるレンズはこの一本のみ。 (自分で撮った参考写真)

要所で威力を発揮する強い見方となりそうです。


 

Canon EF50mm F1.4 USM

このレンズの詳細

まだ届いたばかりで、ボディーに取り付けて覗いてみただけなのですが、ファーストインプレッションを書いてみます。

先ず、 レンズキャップ を外して、その後玉の大きさに驚きました。

続いてボディーに取り付けファインダーを覗くとその明るさにまた驚きました。

正直、今までEOS-3にはF2.8以上の 明るいレンズ は付けたことなどなく、それよりも2段上のF1.4となると眩いほどです。

明るさといい、浅い 被写界深度 といい、ズームレンズの標準域とは明らかに違うものを感じました。 さて、続きは撮影後にします。 

00/12/30追記

さて、フィルムを3本ほど消費してみました。

日ごろ ズームレンズ に慣れ親しんでいると、単焦点レンズというのはなかなか潔さが必要というか、 画角 を頭に入れながら被写体を見ないと難しいものなんですね。

レンズの描写のほうは予想以上に良好で、特にボケ味は雑誌などの記述通り、ズームにはない柔らか味を感じました。

50mmは広角的であり望遠的でもあるといのも実感しました。自分の中でレンズ選択の基準が出来たというか、この焦点距離を中心に画角を選んで、被写体までの距離やパースペクティブの組み立てをすればいいんだなぁ……と、標準レンズといわれる所以を理解できたような気がします。

その上、軽くて明るくて……なんだか単焦点レンズにハマってしまいそうです。


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