レンズ構成は8群9枚。
Asphericalと記載がありますから、非球面が2枚程度採用されているようです。
フォーカス操作は、AF時ピントリングは空回り。MFに切り替えて手動でピント合わせができるというタイプで、前玉回転繰り出し式のフォーカス方式でした。(ちょっと記憶があいまいです)
EOS D30では44.8mm相当の画角になります。
すでに現行品ではありません。
銀塩で50mmF1.4を使ってからというものすっかりこの標準レンズのとりことなってしまい、D-30でもこの感覚を再現できないかと、いろいろ模索していました。
画角が狭くなるD30では広角系の明るいレンズを探すということになりますが、50mm相当ということになると31.25mmと少々半端な数字になります。
17-35mmF2.8を持っているのだからこれより明るく最短撮影距離の短い玉で30mm前後を探すということになりますが、キャノンだと35mmF1.4がLで定価20万くらい。とても手の出る品物ではありません。
ならば28mmF1.8。キャノンだと定価が74,500円ですからがんばれば何とかなるだろうかと考えていたのですが、焦点距離が短くなるということは当然、被写界深度も深くなるということで当然50mmF1.4とまったく同じ表現は無理・・・おそらく使用頻度もそう多くないだろう・・・この辺がジレンマでしたが、たまたま店頭に展示されている中古のこのレンズを発見しました。
買って試すのがカメラと写真の常識ですが、そこはほらD30。カメラを持ち込んで2-3枚試写してみました。
結果は下の写真のとおり。
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
テスト撮影ということで店内にて開放時のボケ味のチェックを主に撮影してみました。
色味はやはりSIGMA的なカラッとして感じでしょうか?
パースペクティブはやはり標準域に近く自然な感じ、ボケもよく、さすがにこの辺は単焦点。ズームレンズの28mm域とは一味違うなと感心しました。
ところで・・・
標準ズームレンズの標準域を標準レンズと同じだと勘違いしている方も多いと思いますが、あくまで開放F1.4ないしF1.8があってはじめて標準レンズなのです。
画角に関しては同じかもしれませんが、標準ズームの50mm付近の開放Fは一般にF4.0とF1.4に比べ3段も暗いわけで、もはや開放でも絞り込んだ画像しか撮れないといっても過言ではないのです。
この辺が単焦点の標準レンズにこだわる所以です。ハイ。 ・・・ところが、古いシグマのレンズということもあり、やはり絞りが連動せず閉じたまま戻りませんでした。(AFはちゃんと動作しました)
現行品以外のSIGMAレンズをメーカーの補修・ROM交換に出すと最低でも5000円以上の出費になることはSIGMA好き(?)の良く知るところ。
いっきに魅力半減で購入をあきらめました。
しかし、またひとつ標準レンズの魅力にとりつかれてしまったような気がしました。
いつかかならずEF 28mm F1.8 USM を手に入れてやろうと思っています。
下の写真はこのお店で撮ったもう一枚の写真です。
失礼でお騒がせなお客ですいませんでした。m(_ _)m
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
最短撮影距離付近での撮影です。背景はテロテロにボケて玉ボケも見られます。前ボケはちょっと2線ボケ的な傾向が見られますが、普通に撮る限りでは気にならないだろうと思います。
こんな写真がISO100でしかも手持ちで撮れちゃう・・・
やっぱ欲しいぞ単焦点28mm!!