レンズ構成 : 9群13枚。
絞り羽 : 9枚
EOS D30では112mm-480mm相当の画角になります。
LDレンズ一枚使用 回転ズーム前玉フォーカスのオーソドックスな作りです。
初めての一眼レフカメラEOS Kissを購入した時についていたWズームセットの望遠ズームです。
ですから、初めて使った望遠レンズ、ということになります。
D30購入後、ほとんど使用せずにしまっておいたのですが、ふと思い立って装着してみたところ、やはりモーターの音や三脚座がないこと、明るさなどが気になって手放しました。
この手のレンズは入門用として望遠の画角を試してみるには良いのですが、周辺光量も少なく、絞りを開けたときにいっきに破綻をきたすところが悲しい限りです。
望遠側にズーミングするに従って鏡胴が伸び三脚使用時でも不安定さがましますから、昼間でもISO400で1-2段絞って手持ち、といった使用法が無難なレンズかもしれませんね。
そんな写真を下に・・・
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
私の部屋から見えるお地蔵さんです。夕日の斜光を浴びています。手前の紫色の玉はコスモスの花です。
前ボケがこれならまずまずかもしれません。お地蔵さんの石目、奥のケヤキの木の質感もまずまず。葉っぱは少々平面的でしょうか?
タムロンのレンズってちょっと平面的な表現をするような気がするのですが、私の気のせいでしょうか?
ところで・・・
周辺減光はどんなレンズでもあるのだから仕方ないといえば仕方ないのですが、強引な作りの廉価レンズにはより顕著に表れるようです。
この辺は純正EFレンズでも同じことです。
でも、画角が狭くなるD30は開放時に収差が増えるレンズ周辺部分を使わないところがちょっとしたメリットだったりします。レンズを開放からガンガン使えるのがカメラの魅力なら、D30の開放でも周辺減光が目立つというのはもはや××だとおもうのですが…
AF作動音もかなり大きく、乾いたモーターの音とともにフォーカスリングが回りだします。旧製品のせいもあるのでしょうが、いかにも荒削りな気がしました。
どうもタムロンと私って相性が悪いようで、同社自慢の28-200や28-300などの高倍率ズームには興味がもてずにいます。
この焦点域にはなんと言ってもCanon自慢の手ぶれ補正レンズの28-135があり、使い勝手がなかなかイイというのも他に心移りがしないポイントかもしれません。
300mm前後の焦点距離となるともはや三脚は必須。どうせなら奮発してISか全域F2.8の望遠を考えたくなる焦点距離かもしれません。
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
周辺光量の状況を見ようと思い、遠方の雲を開放で撮影してみました。若干の源光は見られますが、1段絞れば十分実用になるレンズだとは思います。
下の写真はこの写真をPhotoshopにて強引にコントラストを強調。ご覧のように画面の周辺部が暗くなる現象が見て取れると思います。
ここで気になるのは右周辺部がやけに黒く落ち込んでいること・・・太陽は画面左方向にあったのですが、鏡胴内の乱反射によるものなのかは不明です。