レンズ構成 : 6群7枚。
絞り羽 : 5枚
フォーカス方式 : USMによるフルタイムマニュアルで全体繰り出し
EOS D30では80mm相当の画角になります。
現行品です。
使ってみるまでは、「まぁないより有ったほうがまし」くらいにしか考えていなかったのですが、いざ使って見て感動。
それまではズームしか使ったことがないのですから、F1.4の明るいこと明るいこと。ファインダーがこうも見やすいかとびっくりしました。
まさに王道の王道、標準レンズというよりも、基本に忠実な基準レンズという感じ。全てのラインナップはこのレンズを基準に展開するという感じです。
鏡胴も短く外観の凹凸の少ないこのレンズはどのEOSにつけてもそこそこかっこよく、開けてよし絞ってよしと、まこと使い道の広いレンズです。
…と銀塩EOSにつけたときは標準的な画角が得られる標準レンズなのですが、D30に取り付けると80mm相当。俗にポートレートレンズと呼ばれる望遠系の画角になり。ちょっと離れて撮るレンズになってしまいます。
それでもまだまだ沢山のメリットは残りますから、まぁもってて損のない、ないと困る…う〜〜ん絶対必要な1本です。
結果は下の写真のとおり。
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
D30ではやはり標準域の画角というよりも、若干望遠的な画角になっています。コントラスト、背景のボケほんとうにホレボレです。
銀塩EOSに取り付けるとこの魅力がもっと増すのですが、D30ではスナップにはちょっと不向きなレンズになってしまいます。
ですが初めて買った単焦点レンズ。カルチャーショックの一本です。
ところで・・・
標準ズームレンズの標準域を標準レンズと同じだと勘違いしている方も多いと思いますが、あくまで開放F1.4ないしF1.8があってはじめて標準レンズなのです。
画角に関しては同じかもしれませんが、標準ズームの50mm付近の開放Fは一般にF4.0とF1.4に比べ3段も暗いわけで、もはや開放でも絞り込んだ画像しか撮れないといっても過言ではないのです。
この辺が単焦点の標準レンズにこだわる所以です。ハイ。 時々この一本だけであれこれ撮りまくる時があります。絞りの選択肢が広いからでしょうか?重くないからでしょうか?使い勝手は抜群です。また、室内でのストロボ撮影でも多用することがあります。
フードを外した状態でカメラと組み合わせると、ダックスフンド的なスタイルがかっこいいなと思うのですが、なんせ意味もなく保護フィルターを付けるというのが嫌いで、前玉保護も兼て長さ5cm程のフードを外せずにいます。
ところでオークション購入後3ヶ月ほどしたらAFの動作の様子がおかしくなって、修理に出しました。レンズ内のホコリも取ってもらいました。フルタイムマニュアルフォーカスをこなすための歯車らしきものが交換されてきました。
ほとんどのレンズはおおむね2年くらいでオーバーホールに出しています。外観は無理ですが中身はよみがえって帰ってきます。なかなかいいもんですよ。
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
月明かりでの夜間撮影です。
左上の黒い線は電線ですがファインダーではこれが確認できないほどの暗さでした。
ISO1600、絞り開放、4秒のシャッター速度で昼間のような明るさを確保、長時間露光の苦手なD30では、レンズの明るさが、効果絶大です。