レンズ構成 : 12群16枚。
絞り羽 : 6枚
USM採用のフルタイムマニュアルのインナーフォーカス方式です。
EOS D30では44.8mm-216mmの画角に相当します。
キャノン自慢の手ぶれ補正レンズの標準ズームです。
ズーム倍率も比較的大きく、付けっぱなしで使用頻度も一番高いレンズです。
いまのところホコリ除去2回、IS修理1回、いかに酷使しているかがわかっていただけるかと思います。
レンズの作りの方はというと、前玉繰り出しのズーム方式ということで鏡胴には少々がたつきがあります。フードは標準で植毛フードが付属していました。
もはや手ぶれ補正の良し悪しを語るのは昔話ですから、あえてふれませんが、手ぶれ不安解消により、カメラアングルやポジションの自由度の向上は、絵作りの質を上げるという面で大いに有効です。
久々に写真を撮る人の腕を向上させる(ミスを減らすのではなく)レンズの登場だと思っています。
「撮影を楽しくする」こういった技術って大切ですよね。
※ 画像はサイズを変更、Jpeg圧縮率を変更してあります。
瞬間勝負の場面でも、じっくり撮る場面でも、手ブレに気を使わずレリーズできるのはほんとに便利。
スナップ撮りとなるとアングルで絵作りすることも多くなりますが、無理な体勢でも像がぶれることを心配せずにレリーズできるとなると、滑り込んでさっと押せる。カメラを意識する前に押せる。と、なかなか撮影の幅が広がります。
D-30では若干、望遠めのズームになってしまいますが、標準域(28mmは44.8mm相当)から立ち上がるという部分は、ある意味わかりやすいズームレンズかも知れません。
ところで…
ISシリーズも充実してきましたよね。
75-300mmに始まって300mmF4、そしてこの28-135mmに100-400mm。大口径望遠シリーズ、そしていよいよ70-200mm
F2.8もIS化されました。
となると残るは広角ズーム。と言うことになりますが、16-35mmF2.8はノンISでした。
広角のズームはもう一本20-35mmがありますが、これがかなりの旧型になりましたから、是非、広角端を広げてIS化して欲しいと思うのですが、
ずばり、17-35mmF2.8-4 IS USMなんて無理でしょうかねぇ? 下の二枚の写真は、志賀高原の横手山頂にての写真ですが、上は広角端の28mm、下は望遠端の135mmです。一本のレンズでここまで撮れると便利なものです。
もっとも同社には28-200mmとか、他社には28-300mmなんてのもありますが、手ぶれ補正の組み込まれたこのレンズの使い勝手を考えると、やはり魅力薄に感じてしまいますが…
ともあれ、このレンズをつけて持ち歩けば、おおむねなんでも撮れるレンズだと思います。